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タイヤ、ホイールの車検適応について

タイヤのはみ出しについて最近特に多くのお叱りを頂きます。実際にスタッフの間違いもありまして(大変申し訳ございませんでした)、改善をはかるべく調べて見ました。「前回の車検は問題無かったのに」といった声も聞かれますので、よくお話を伺ってみると、最近法規制が変わり以前はOKだったものがNGになったという話を聞きました。幾つかの自動車ディーラーさんで同じ事を聞きましたのでクラフトの基準も変えるべきか、変えるなら適切な状況にしたいと思い、車両基準の大元である国土交通省 中部運輸局 愛知運輸支局に問い合わせて見ました。

この手の技術的見解については独立行政法人である自動車検査法人に問い合わせて欲しいとの事…私が勉強していた頃(実際に整備をしていた頃)には無かった名前です。実は平成14年より車検場における自動車の検査は、この独立法人が受け持っているそうです。つまり、車検に受かるのかどうか、法に照らし合わせて適正かどうかを判断する機関という事ですから最も確実な法的判断ですね。

早速、タイヤ、ホイールのはみ出しの定義をうかがってみました。その答えは…「以前と変わっていません。むしろ解釈の問題ではありましたが微妙に緩くなったとも言えるかもしれません」…厳しくなったと聞かされているのに… ここで、タイヤはみ出しの定義を解説します。

道路運送車両法 保安基準 (車体及び車枠)
第18条 2 車体の外形、その他自動車の形状は、鋭い突起がないこと、回転部分が突出しないこと等他の交通の安全を妨げるおそれがないものとして…

この法律では車体及び車枠から回転部分=タイヤ&ホイールがはみ出してはいけないとされています。これでは曖昧なので、実際の検査での判断基準は下記になります。

自動車検査業務等実施要領(依命通達) 改正平成14年12月18日国自技第244号
第4章 自動車の検査(技術関係) 4-12-2
(3)自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30゜及び後方50゜に交わる2平面によりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイール・キャップ等)が当該部分の直上の車体(フェンダー等)より車両の外側方向に突出していないもの。

上図の赤い部分がはみ出してはいけないと定義されています。 (改正後)

これは、私が勉強した物と少し違います。実は平成14年に改正されています。以前は下記のようになっていました。

自動車検査業務等実施要領(依命通達) 昭和36年11月25日自車第880号
(3)自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30゜及び後方50゜に交わる2平面によりはさまれる部分の車体(フェンダー等)が当該2平面よりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイール・キャップ等)より突出してるもの。

上図の赤い部分がはみ出してはいけないと定義されています。 (改正前)

実は大きく変わってはいませんが、改正後の方が少し緩くなっているのがお分かりでしょうか?そうです、タイヤ、ホイールのはみ出しの定義となるフェンダーは改正後の方が狭くなっているんです。 ディーラー等からの意見では、このフェンダー以下全てのはみ出しがNGとも聞きましたし、そのように変更されたという意見も聞かれましたのでそのあたりをうかがっても見ましたが「改正はしていませんし、その意見の根拠がわかりません」という明確な回答を頂きました。

よって、微妙な差は有りますが、クラフトでは以前のような基準で自信を持ってマッチングを設定していきたいと思います。もちろん、ディーラー等での点検、車検の都合はあるとは思いますので、車検については受けられる工場で見解を確認される事をおすすめしております。

見解の相違等により法的に問題無いマッチングでも、不適応と判断されるケースがありますので、点検等を受けられる向上に確認される事をおすすめしております。

車検に関する法改正が又々ありました。ココに記載されていたスピードメーターに関する基準が変わりました。・・・と言うより、施行される前に修正されたようです。正しい数値に修正すると共に、お詫びいたします。

車検に関する法改正がありました。はみ出しの問題とは別で、スピードメーターに関する基準が変わりました。「スピードメーターならクラフトに関係ないのでは・・・?」いえいえ、スピードメーターの表示の仕組みは、単位時間当たりのタイヤの回転数(実際には角度)を測定していますので、スピードメーターの基準の変更はタイヤサイズ変更時に大きな問題となります。

2007年1月1日以降製造された車は、スピードメーター誤差の基準が変更となります。

メーターが40km/hを表示した際に
改正前 改正後
実際の速度 -15%〜+10% -22.5%〜+6%

改正前は基準の速度に対して上下に誤差範囲を設定しておりました。速度オーバーにならないように実際の速度が速くなってしまう方の誤差は10%、遅く表示される方の誤差は15%認められていました。最近のメーターは精度が高いので、大きな誤差はありませんが、すなわち、タイヤの外径の誤差も認められていた訳です。

改正後は実際の速度が速くなってしまう方の誤差を認めていません。遅くなる方の誤差を大きくとっていますので、都合、誤差範囲は同じになっています。が、これはタイヤの外径が少しでも変化してしまった場合、つまり実際の速度が速くなってしまう側に外径が変化する=タイヤ外径を大きくする事を認めないという事になります。インチアップなどの際に、LI基準で外径を大きくして対応する手法はもはや無理となりました。

以前は外径差+10%まででしたが、改正により+6%までとなりましたので、サイズ変更の祭には外径基準として今まで以上に注意が必要になります。

クラフトでは、従来から純正のタイヤ外径を基準としてタイヤサイズの変更をしておりましたので、特に大きな問題はありませんが、まだこの法改正が周知されていないようですので、インチアップをご検討の際にはご注意ください。

外径を微妙にですが大きくする事ができる事となり、インチアップ時のタイヤ選びは少し楽になりそうです。

タイヤサイズの変更をする際には、外径基準で検討される事をおすすめしております。

クラフトとしては、法的に干渉、はみ出しはNGですので、安全性を考慮してLIを考慮しつつ、外径を基準とした従来どおりの推奨サイズをおすすめしていきたいと思います。

今後とも、確実な作業を心がけていきたいと思っております。
なにとぞご理解の上、ご協力お願いいたします。