今回で5回目となります「ユーロでサーキットチャレンジ」シリーズ。
過去4回は、
上記リンクよりどうぞ!
さて、今回のサーキット走行はスタッフメインで行いましたが、ブログをご覧いただいている方々も今後サーキット走行を行うことがある・・・かもしれませんので、サーキット走行に必要な準備と心構えをマイスター(?)澤田が伝授いたします。
まず必ず用意していただくものから・・・、
ヘルメット
サーキット走行時には必ず必要となります。二輪用でもかまいませんが、カタチから入る私は・・・、
四輪用ヘルメットを持っております。二輪用に比べ四輪用は耐火性を上げていたり様々な仕様が異なりますのでおススメではあります。
こちらはフルフェイスという形状ですが、このほかにもジェットタイプなどもOKです。
ジェットタイプのほうが視界が広く、窮屈感は少ないので、ヘルメットになれてない方にはオススメです(安全面ではフルフェイスが当然一番です)。
ただし、ドカヘルと呼ばれる頭の上部だけの被るタイプは基本的にNGとなります。
次に・・・、
グローブ
これもカタチから入る私はOMPという老舗ブランドをチョイス(20年近く前から愛用してます)。軍手や作業グローブなどでもかまいませんが、とっさのハンドルさばきに滑らないように専用グローブをオススメします。
服装は
長袖・長ズボン
が必須です。
サーキット走行中は肌が露出しない格好でなくてはなりません。
万が一のとき怪我を最小限にするためなので当然といえば当然。
暑くても腕まくりも控えたほうがいいです。
そして靴は・・・、革靴やサンダルでなければいいんですが・・・、
こういった薄底のスニーカーを推奨いたします。
レーシングシューズであれば完璧ですが、さすがにそこまで・・・であればペダルワークに敏感になれる薄いソール、さらに、
かかとが引っかからない形状のタイプがベストです。
私はフロアマットへの攻撃性が一番低い形状のこのシューズで普段から運転してます。
フロアマットに穴が開くのは僕的にはナシなので・・・。
と、ここまでドライバー側の準備をお伝えしましたが、クルマも当然サーキット走行前には準備・確認が必要となります。
まずは、
エンジンオイル
ですね。サーキット走行はエンジンを高負荷状態に長時間さらしますので、状態のよくないオイルだと粘性が保てずエンジンへのダメージも考えられます。
できれば高性能オイル(普段から推奨してます)を走行前に入れてやりましょう。
私も走行前日にいつもどおりの100%化学合成のエンジンオイルを交換しました。
オイルエレメントも当然同時交換です。
なにより気持ちの安心感が違います。
「大丈夫かな?」の不安をかかえてサーキットを走っても楽しくありませんからね笑
そして点検しておいたほうがいい項目は、
冷却水(クーラント)
です。サーキットだからと言って交換は必要ありませんが規定量入っているかと、漏れがないかを確認しておきましょう。
そして、
ブレーキフルード
こちらも基本的に確認でOKですが、サーキット走行では相当な熱を帯びます。一般的なブレーキフルードでは沸点が低く、ベーパーロック現象といってフルード内に気泡ができてしまいブレーキが効かなくなってしまう恐れも・・・。
なのでオススメはDOT4などの沸点の高いブレーキフルードへの交換をオススメします。
そしてブレーキパッド。
パッド残量のチェックも当然ですが、そもそもパッドはノーマルですか?
それともスポーツパッドでしょうか?
ノーマルのブレーキパッドでもサーキット走行は可能ですが、周回を重ねると高温に耐えかね制動力が下がってしまいます(フェード現象)。
したがって数周走行したらブレーキ冷却のため休憩を挟んでいただくといいかもしれません。
低ダストのブレーキパッドはあまりサーキット走行には適しておりませんのでご注意ください。
今回はこの辺にしたいと思います。
普段のままでもサーキットは走行できるかもしれませんが、準備をしっかりすることで何倍も楽しくなりますので、準備も楽しんでみてはいかがでしょうか?
#スタッフ日記