クラフトのブログを見て頂いている方なら目にしたことのあるキーワードですね
アライメントが狂っているとまっすぐ走らない、片べりをするなんていわれても
ピンとこない方もいらっしゃるんじゃないでしょうか
今日はアライメント調整の中で基本となるトーについて書いていきますね
(ごめんなさい、今回はチョット文章ながめになります)
トー、英語で書くとToe。日本語にすると「つま先」
アライメント調整の際のトーはタイヤの前側のことで、トーインはタイヤの前側が内側に
トーアウトはタイヤの前側が外側に向いている状態のこととなります
通常販売されている車はトーゼロ(±0)~チョットだけトーインにしてあります
トーゼロが一番タイヤにとって抵抗が無く減りにくいんですが
チョットだけトーインにすることで直進安定性を上げているんです
スキーの直滑降と軽いボーゲンみたいな感じでしょうか
ではトーインにしすぎると、どうなるでしょう?
スキーの例えで行くとボーゲンで停まろうとするときの感じでしょうか
抵抗が大きくなりますよね。
極端に言うとタイヤが常に横滑りをしている感じです
常に横滑りしていれば必要以上にタイヤが早く擦り減ってしまいます
これが片減りの原因の一つになります
また、左右のタイヤの向きがバラバラだと車が真っ直ぐ走ろうとしてくれませんよね
そこを左右揃えつつ適切な角度に調整するのもアライメント調整です
ではどうやって調整をしているんでしょう?
ここからはフロントのトーの調整の仕方を簡単に説明していきますね
いつもブログで紹介する写真の様にタイヤの向きを測定するカメラに
タイヤの位置を判るようにターゲットと呼ばれる部品を取り付けます
このターゲットの黒い点をカメラが認識して
タイヤの角度をリアルタイムに表示していきます
ここで出されている角度の情報を基にタイヤの角度を調整していくわけです
フロントのトー角の調整はタイロッドという部分で調整します
写真の工具で挟んでいる部分がタイロッドです
フロントの左右のタイヤの付け根部分につながっています
反対側は車内のハンドルまで繋がっていてハンドルを回すと
この部分が写真の角度で言うと左右に動くことでタイヤの向きが変わります
この左右にあるタイロッドの長さを変えることによってタイヤの向きを調整していきます
車高を下げると自然とトー角が変わってしまうので調整は必要です
長年乗っている車や縁石等にホイールをぶつけてしまった場合にも
トー角等が変わってしまう場合もあります
・タイヤの内側や外側だけ早く減る。
・フラフラしてまっすぐ走らない。
・ブレーキング時に不安定になる。
・ハンドルのセンターがずれている。
・ハンドルが軽い、または重い。
・ローダウンしたがアライメント調整をしていない。
・かなりの走行距離になる。
等の症状がある場合は1度アライメント測定をお勧めします
詳しくはスタッフまでお気軽にお問い合わせください