
BMWのツライチはお任せお任せください。
その理由は??後述にて。
今回は車高調からツライチセッティングまで
トータルプロデュースで仕上げました。
店長の小林です。

前回、車高調でローダウンさせていただいた
I様のBMW F31 Mスポ。[前回のブログはコチラ]
BMW F32の M様の紹介でカスタムのご用命を
いただきました。ありがとうございます。
[ツライチセットさせていただいたF32のブログはコチラ]

今回は完成形が明確でそこをゴールに突き進みます。
オーナー様がネットで見た1枚の画像、
「こんな感じにしたい」とご相談。
そこには20インチのWORKジーストを
ディープコンケーブで履く同じF系のBMWが。
ヒントはもう見た目だけのこれくらいでして(笑)
ローダウンやタイヤ・ホイールの詳細は全く無かった
のですが、その車の車高やサイズ感からある程度を予測し
カスタムがスタート。

車庫調はBMW用で「フロントピロアッパー」+
「下げ幅がある」+「バネ・ショック細い」という
条件が揃った BCレーシングコイルオーバー。
フロントにも太めサイズのディープコンケーブを
投入したいので、車高調選びも何でもいいワケではなく
カスタム特化の足をセレクト。

ホイールは
■WORK バックレーベルジーストBST2
20インチ、フルリバースリムのBSTで
前後ディープコンケーブを履けるように
セッティングをしていきます。

リアは10J、合わせるタイヤサイズは…秘密です(笑)
車高調取り付け時、アライメントでリアキャンバー
をかなりネガ気味に調整していましたが、
ロアアームでの調整ですのでトップ位置は
大きく変化しません。引っ張り感を意識した
タイヤサイズチョイスは太履きツライチセット
において干渉を避けるための重要なファクターでございます。

BMWは総じてフロントのクリアランスが厳しいです。
これはサイズ感という意味では無い、と付け加えましょう。
実はこれが厄介でして(笑)まずクリアランスというのは
サスペンションとタイヤホイールの部分。
BMWのツライチは定番J数をインセット調整で外に出す
のがベターですが、今回はここに20インチの9Jを入れたいんです。
これが冒頭の車高調選びに繋がり、車高調は細めのモノ、
可能であれば直巻きバネタイプがBMWの太履きには理想
となります。ホイールの内側とサスとのクリアランスを
可能な限り確保、これによってインセットと同時に
J数を上げることができるのです。

スプリングロックシートとブラケットシートの間に
できる隙間にリムがキレイに逃げていますね。
これを計算で作り出すのが実車計測というワケです。
国産車でもこういうワザで太履きを可能にした
実績がございます。
ツライチはなく「太履きツライチ」です。

Wheel:WORKバックレーベルジーストBST2
20インチ 5/120 BSBカラー 前後ディープコンケーブ
Tire:NITTO NT555G2
Sus:BCレーシングコイルオーバー

引っ張りを駆使し、太履きツライチで干渉避け。
フロントにディープコンケーブが来るっていうのが
ポイントですよね~。

ピロアッパーマウントによりフロントキャンバーも
調整ができるのでサイズ感は欲張れますが
やりすぎるとリアのリム幅を追い越し・・・いや
実は結構前段階で前後リムサイズ逆転問題に当たります。
BMWのツライチセッティングはその前後バランスが
非常にシビアでして、サイズ選びに毎回苦労するところ
ではありますが、今回もしっかり攻略しましたよ~。

こんな感じで非常にバランス良く仕上がりました。

『このホイールのこのサイズを入れるため』
のカスタム構築でしたので、
太履きディープコンケーブを入れる前提で
低めのセッティングとなります。
キャンバー角もそれありきのセットアップ。

こうして仕上がる極上の太履きツライチ。
今回はパーツセレクトと実車計測による計算が
全てです。

「想像以上に良かった」とお喜びいただきました。
お客様の理想を上回れたのは我々にとっても嬉しい
ことです。ノーマルに比べれば乗り難いですが
それもカスタムカーの醍醐味ですよね(笑)
ありがとうございました。
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