「足回りをリフレッシュしたい」
そういうご相談も大歓迎。
こんにちは、クラフト鈴鹿店の小林です。
車高がしっかり落ちて20インチが入っているE52エルグランドがピットイン。
さて、リフレッシュの定義は人によって様々ですが・・・
・異音が気になってきたから?
・乗り心地が悪化してきたから?
経年の劣化の場合、純正ブッシュ等他の部品も同時に劣化してきている可能性も
ありますので、「車高調を交換すれば解決!」とは一概にはいえませんね。
ここは要相談です。
さて、今回は・・・
駐車場から少し動かすだけで「ゴトゴトゴト・・・」とこれは気になる。
明らかに普通ではない異音。これは!?
蓋を開けてみればこの惨状でした(汗
ショックのオイルがロッドに飛び散っています。
いわゆるこれが「ショックが抜けた」状態です。
この状態ですとオイルによるピストンの抵抗がなくなるわけですから
動きを支えるのはスプリングのみ。
動けば無抵抗に沈み込むのでロッドがゴリゴリと音をたてるワケ。
柔らかめな乗り心地を求め、今回はTEINフレックスZを取付です。
交換もスムーズに進み、いざアライメント!
というところで今度はここが気になります・・・
タイヤがワイヤー寸前!
サスペンション交換時はトゥ角がバラバラになりますのでアライメントは必須ですが
その時のタイヤの状態は非常に大事。
新品ないし、走行が少ない場合でないと適正な数値が出ません。
また、「その時の状態」を数値化し、トゥ、キャンバー、ハンドルセンターを
出しますので、仮にタイヤ交換が近づいている状態でアライメントを取り、
その後タイヤ交換をしてしまうと数値ズレからハンドルセンターがおかしくなったり
しますので要注意です。
さすがにこの状態ですと新品の車高調の恩恵がありませんので
新品タイヤを入れていただきました。これで万全です。
交換時、低車高セッティングの35偏平を見直し40偏平を使用。
車高もメーカー推奨で取付ですので40偏平がベストと言えるでしょう。
気を取り直しまして3Dアライメントです。
エルグランドが鋭気を取り戻してきました。
異音は完全解消。
原因を的確に潰せて良かったです!
純正パーツの磨耗で乗り心地悪化や音の原因になっていることもございますので、
取付するサスペンションによっては別途純正パーツをご用意していただいた方が
良いケースもあります。
車高は施工前より結構上っているのですが35偏平から40偏平に戻すことで
以前よりも良いバランスです。
これで安心してお出掛けできますね。
この度はクラフト鈴鹿店にご相談いただき、
まことにありがとうございました。