本日もND系ロードスターがピットイン。
連日のご相談、作業ご予約、感謝感謝でございます。
こんにちは、クラフト鈴鹿店の小林です。
事前にご相談をいただき、本日足回り交換となったNDロードスター。
遠方、京都からブログをご覧いただいてのご来店、ご指名でございます。
ありがとうございます。
パッと見、すでに仕上がったNDですが昨日のWRX同様、
「理想の乗り味を求めて」リセッティングのご相談でした。
Cリングビルシュタインが標準装着だったこちらの車両。
それはもう純正ながら乗り味は格別ですから、粘り腰のあるビルシュタイン特有の
乗り味からの車高調換装は「あれ?ちょっと違うな」から始まり、
一度気になってしまったらもう止まりません状態で(汗
サイドフォルムも少しオシリ下がりですかね。
そんなご相談は過去にもありまして、純正ビルシュタインライクを求める
オーナー様にはやっぱりビルシュタインを装着して欲しいなと。
ビルシュタイン B14キットは純正Cリングよりもローダウン幅が大きく
スタイリングと乗り味を両立できるサスペンションです。
純正アッパーマウントを移植しますので、異音も出難く耐久性も抜群。
ピロアッパーと比べるとハンドリングのダイレクト感は劣りますが
街乗り+ワインディングが中心ならばそれでもお釣りがくるってもんです。
さてさて、車高調には色々とメーカー、種類がございますが 選び方が超重要。
スペック、価格をはじめ、「ソレに何を求めるか」っていうところですね。
最近の車高調は本当に良くできております。
ほとんどのメーカーで思うように車高が下がり、減衰力も幅広く調整が可能。
ローダウンでスタイリングはもちろん、ロールが抑制され
純正よりもクイックなハンドリングが楽しめます。
楽しめますが・・・
拘ってしまうと出ちゃうんですよねぇ、好みが。特にスポーツカー。
メーカーのうたう「乗り心地」とオーナーが求める「乗り味」の違いってやつです。
もちろん、好みの問題でいけばビルシュタインもオーナー様によって
例に漏れない部分は当然あるのですが、「純正然を確固たるテーマ」とするなら
ビルシュタインCリング装着車は "B14キット" で決まり だと思うのです。
個人的に更に言えば、ロードスターや86・BRZなど、ライトウェイトスポーツたる
スポーツカーとビルシュタインの相性はモノ凄く良く、マイルドな硬さで
ドライバーのやる気を刺激しつつ(笑) 路面に張り付くように走りますよ。
仕上げは各部を1G状態で締め直し。ツッパリ、ストレスを取り除きます。
ビル足とは言え、マツダ車はこれをやらないと性能をスポイルさせてしまいます。
最後はアライメントで数値を整えて完成です。
先日も書きましたが、調整箇所の多いロードスターにとってアライメントは
とても重要。取り付け、締め直し同様、ここは気を抜けません。
生まれ変わったNDはとても凛として見えますよね(笑)
理想をストイックに追求。
趣味だからこそ妥協無しで突き詰めたいものです。
ローダウン値は以前のローダウン値からオシリ下がりを解消する設定で。
サイドステップを基準に水平にしようとすると前仕様でもOKのような気がしますが
ボディラインを計算するとオシリ下がりに見えてしまうんですよね。
ここは好みの部分も大きいと思いますが、スポーツカーはやや前傾姿勢の方が
カッコイイかなと。速そうに見えることも大事ですし(笑)
オーナー様お墨付きのスタイリングに仕上げることができました。
前仕様でちょっとした音(ビビリ音)も悩みのタネとして挙がりましたので、
最後は念入りにトランク内部を再確認、増し締めをしてお返しです。
お電話にてオーナー様のお喜びのお声をたくさんいただきました。
結構グイグイ踏まれる(笑)とお見受けしましたので、
本当に求めるモノが手に入って良かったです。
差し入れのお気使いもありがとうございました!
お次は・・・アレですね。
遠方京都よりありがとうございました!