
ADVAN Racing一部アイテムには、フェイス名称として
・スタンダードデザイン
・GTRデザイン
・Super GTRデザイン
3つのフェイスが、サイズにより設定されています。どのフェイスであってもカッコイイのですが、
履ける可能性があるのであれば、GTRもしくはSuper GTRへのトライを目指したくなりませんか?

勿論、車両だったり、セッティングだったり色々な要素はありますが、そこを目指すのが本日の主題。
取組む車両は"トヨタ 86(ZN6)"。
エアロ、タイヤ&ホイール、車高…パッと見て完成形なのですが、MOREを求めて、
NEWセットと足回りのリニューアルのご用命をいただきました。

その1:車高調
元々、別メーカー様の車高調が装着されていたのですが、
下げ幅をはじめ、その他の点をアップデートすべくリニューアルに取りかかります。
選ばれた次のアシがコチラ…

■BLITZ DAMPER ZZ-R BB
単筒式構造、全長調整式、32段減衰力調整機構などDAMPER ZZ-Rのスペックを踏襲しながらも
スプリングレートや下げ幅に違いを設けスタイルと走行性能を追い求めた一品。
低めの車高セッティングでも性能を発揮させることを念頭に開発されているので、
走りの86にもOK。

86に設定されているDAMPER ZZ-Rとの違いは付属品にも表れます。
DAMPER ZZ-R BBでは、フロント側調整式スタビライザーリンクロッドが同梱されます。
ローダウン時に変化するスタビ角度を適正位置に保つことで、足の動きがしなやかになるため、
同梱されているのは、嬉しいポイントです。

さて、アシのリニューアル…その2:タイヤ&ホイール。
いかがでしょうか?とてもソリの効いたスポークライン。。フェイス名称は"Super GTRデザイン"。
コレが履きたい!とのことでSuper GTRな【ADVAN Racing RSⅢ】を投入です。
軽量化のために設けられたスポークサイドのえぐり込みも迫力を後押しし
スポーツマインド全開。装着…

といきたいのですが…タイヤを組み込んでいなかった理由が、上記写真のビッグなブレーキユニット。
エンドレス製キャリパー+ビッグローターが奢られており、
現車での確認を行いたかったんですよね。

OK。OK。ノースペーサーでも無事に逃げてくれています。
コンケイブフェイスなホイールの場合、
センター部からのスポーク立ち上がりが鋭角なことが、多く組み合わせ次第では装着NGになることも。。。
事前に情報を集めてはいましたが、念のため。ですね。

クリアランス確認後、NEWタイヤをセット。
走りの質を高めるべく【ADVAN ネオバAD09】を組み合わせました。
ネオバと言えば、国産スポーツタイヤの最高峰に位置する一品。
「四角く」「ショルダーの角が立っている」と静止状態でもスポーツ感溢れる姿は、
ハイグリップスポーツタイヤならでは。その性能を発揮させる上で…

アライメント作業は必須ですよね?
アシも変えていますし、何よりNEWタイヤ。性能を発揮させる上で適正なアライメント数値がキモ。
フロント:トゥ・キャンバー
リア:トゥ
前後左右合計6カ所を調整。各部調整後ハンドルセンターを確認し完成です!

WHEEL:ADVAN Racing RSⅢ 18インチ Super GTRデザイン
COLOR:ブラックガンメタリック&リング
TIRE:ADVAN ネオバ AD09
SUS:BLITZ DAMPER ZZ-R BB

ソリの効いたフェイスの奥に潜むビッグブレーキユニット。
静止時のスタイリングも秀逸ながら走行時の性能もピカイチ。
死角なしのスタイルアップで86の2nd beatが始まります。

さて、前述させていただいたAD09のパターンとは?
そう。AD08→AD08Rと続いた独特な回転方向指定型パターンから
専用の非対称パターンへ。これが新しいネオバの顔。なんです。
ドライグリップ向上かつ耐摩耗性向上…etc各種磨きをかけた一品だけに注目度高め。
なにより、AD08Rの後継として9年ぶりのモデルチェンジでしたので、
登場時の衝撃は今でも色濃く脳裏に焼き付いています(笑)
【side view / BEFORE】

【side view / AFTER】

ご入庫時と比較し少し低めにリセッティング。
全体的なバランスづくりに注力しつつ低いながらも踏める車高を目指しました。
スポーツクーペって元々低めな車高ですが、車高調を用いてローダウンすると
より一層スタイリッシュになりますよね。これがローダウンの醍醐味ですかね?

各部手が加えられている86。今回のリニューアルで更に磨きがかけられましたね。
また、増し締めや空気圧点検等でもお待ちしておりますので、お気軽にお申し付けください。
それでは素敵なSPORTS CAR LIFEを!
クラフト鈴鹿店でした。